AIが答えを出してくれる時代に、
なぜ「判断力」がより問われるのか。
最近、経営者たちから似たような相談を受けるようになりました。「ChatGPTを導入したが、何かが薄くなっている気がする」「AIが出すアウトプットは速い。でも、それが本当に自社らしい判断なのかわからない」——。
これは技術の問題ではありません。問いの問題です。AIは問いに答えることができます。しかし、「何を問うか」「どこまでをAIに委ねるか」「最後に誰が責任を持つか」——これらはAIには決められない。経営者自身が、自分の言葉で答えなければならない問いです。
私はこれまで、アメリカのシリコンバレーで財務を学び、ホテルの経営再建に携わり、富山の漁村を世界に売り込み、京都の芸術大学でAIとキャラクターの境界線を考え、サウジアラビアの王室イベントで通訳をしてきました。バラバラに見えるかもしれません。でも私の中では一本の線でつながっています——それは常に「判断の現場」にいた、ということです。
コーンフェリー・ジャパンでのエグゼクティブコーチングを経て、今私が確信していること。AI時代の経営者に最も必要なのは、より多くのツールではなく、より深い問いを立てる力です。その力を一緒に鍛える仕事を、始めます。